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社長ブログ

2011年09月21日社長ブログ

緊急事態

皆さん、こんにちは。

今日も朝から、広い範囲で台風による警報が出ていましたね。
私は滋賀県大津市に住んでいるのですが、小学校、幼稚園は
警報が出ていたので、お休みでした。
また各地で台風による被害が出ているので心配です。
被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。

弊社でも朝の9時過ぎに、こんな電話がスタッフから入りました。
「住んでいるところで、避難勧告が出て、子どもが家にいるので帰りたいので
担当責任者に連絡を取りたい」というものでした。
事務員さんが電話を受けて、すぐに担当責任者に連絡を取ったのですが、
建物の電波状況の悪いところにいるらしくつながりませんでした。

担当責任者への連絡は諦め、本社から直接お客様に連絡し、
交代要員を入れ、スタッフを帰らす旨を伝えました。
お客様は、とても心配してくださって、すぐに了解をいただきました。

その後、そのスタッフにすぐに帰るように指示し、担当責任者からも
連絡が入りました。

で、今回感じたのが、実際に地震や洪水が発生し、電話が全く通じなく
なったら、今の状況ではなすすべがないということです。
それだけ私たちが普段携帯電話に頼り切っているということがわかりました。

今年の6月から災害対策マニュアルを作成してまして、それなりに決めてきたの
ですが、いざとなったら役に立たないんじゃないかと思いました。
もちろん安否確認などの伝言ダイヤルの仕方や、地震が発生した時に
本社へ出社しなければならない役職者なども決めましたが、もう一度
考える必要があると感じました。

東日本大震災でも「奇跡の避難」と言われた釜石鵜住居小学校の新聞記事
が思い出されたので、紹介したいと思います。

あと4分、5時間目の授業がもうすぐ終わるという、午後2時46分に
激震に見舞われ、恐怖のあまり泣いている子もいたそうです。
指示がすぐに飛び、3~6年生は最上階の3階に集まり、1,2年生は
校庭に集まったそうです。隣接する釜石東中学校の生徒たちがバラバラになって
南へ走っている。教師たちはすぐに「逃げろ」と号令をかけたそうです。
停電で放送機器は使えず、約20人の教師は声を張りあげ続けたそうです。
泣きじゃくる1,2年生の手を上級生が引っ張って逃げました。
目指したのは南へ約600mのございしょの里。
さらにそこから中学生が小学生の手を引いて、400m先の
「ヤマザキ機能訓練サービス」に逃げたそうです。2年前から年に
一度合同訓練を実施していたそうです。
残念ながら当日欠席していて命を落とした生徒もおられたのが残念でなりません。
その生徒さんは、自宅で地震に遭遇したそうです。地震の第一波をやり過ごした後、
急いで自宅の裏に住む高齢者の家に向かいました。そのおばあさんを連れて逃げる
ことは、自分の役割だと考えていたからだそうです。逃げる準備をするおばあさんを
待っているとき、地震の第二波が襲ってきた。彼女は、箪笥の下敷きになり命を
落としてしまったそうです。

会社を守るということ=スタッフを守る・お客様を守る
もう一度、緊急事態や災害の時、どのように対応できるのかを考え
訓練も含めて日頃から備えなければと思いました。

 

 

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