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ボランティア活動

2014年06月30日ボランティア活動 社長ブログ

大槌町にて

皆さん、こんにちは。

今日は、土曜日からの続き26日の大槌町でのことを書こうと思います。
25日は遠野まごころネットのボランティアセンターで宿泊し、朝8時4分発の
電車に乗りました。
今回は、電車、バスで移動しました。遠野から釜石への移動はJR釜石線なのですが
始発が、6時43分、次が8時4分、その次が10時02分しかありません。
京都とは随分違います。1本逃すと、大変です。
8時4分の釜石行きに乗り、約1時間のんびりと移動しました。
電車の本数も少ないのですが、遠野駅も釜石駅も、エスカレーターやエレベーター
がありません。お年寄りは大変なんじゃないでしょうか。都会では、バリアフリー化が
進んでいますが、田舎では進んでいません。田舎での、お年寄りの移動のメインは電車、バス
だと思うのですが、足を悪くされたら、それこそ大変だと思います。

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釜石駅から大槌までは、震災前は、JR山田線釜石~宮古が通っていたのですが、
現在は不通となっています。津波が来た箇所の鉄橋などはほとんど流されていて
復旧の目処はまったくたっていません。
そんなわけで、釜石からバスで大槌まで移動いたしました。
バスの中で、年配のご夫婦と一緒になり、いろいろお話しました。
こちらのご夫婦は、震災前は大槌町の役場近くに住んでおられて、ご自宅は
流され、今は遠野で暮らしているそうです。今日は大槌町役場に用事があって
行かれるそうです。ご主人さんが風呂敷に包んだ大きな箱を持っていたので
「それなんですか?」と聞いたところ、遠野ですることがなく暇なので、
これを作っていると言って見せてくれました。
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その中からおもむろにひとつとって、「あげるわ」と言ってジュゴンとミシガンが
のったものをくれましたくれました。大槌町役場でがんばっている職員の皆さんに
あげるそうです。基本、ご主人さんとお話していて、7割くらいはわかりませんでしたが
とてもいいおじさんでした。その当時のこともたくさん話してくださいました。
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バスは釜石市内を抜け、大槌町マスト(スーパー)前で、私は降車しました。
そして、大槌刺し子プロジェクトの事務所にお邪魔しました。

約1年ぶりの訪問です。昨年は、1時間ほどしかいられなかったので、今回は
朝からお伺いし、作業の手伝いをさせていただきました。
その日は、職員の鈴鹿さんとバディさん(パート職員さんをこう呼んでいるそうです)
2名、かなこさんとしずえさんがいらっしゃって、バディのお二人から作業の手ほどき
を受けました。私が手伝わせていただいたのは、商品を袋に入れる前に埃をとる
作業です。きれいな状態で出荷するために、「コロコロ」で埃をきれいに取り除きます。
こんな感じのところで作業しています。お手伝いをしながら、いろいろなことを話しました。
生まれたところ、住んでいたところ、当時のこと、家族のこと、大槌のことなどなどです。
とても明るく、楽しいお二人、日ごろ刺し子さんともいい関係を築いていらっしゃるんだなと
感じました。とにかく明るい!!とても素敵なお二人でした。あともう一人、黒沢さんという方
がいらっしゃるそうですが、この日は体調不良で合えなかったのが残念です。
また、吉野さん、内野さんも出張に出られていて、会えなかったのですが、いろいろと
積極的に動いておられていて、素晴らしいです。
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お昼は皆で、元刺し子さんの小川さんがされている、大槌復幸きらり商店街にある
大槌の名店「七福食堂」に行きました。メインのおかず、お味噌汁、小鉢、お漬物、大盛のご飯
がついて、なんと500円です。おいしくてしかもボリューム満点、最高です。

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食事の後は、しずえさん(上の写真真ん中)がきらり商店街の写真スポットを
教えてくれて、さっそく写真撮影しました。そう、大槌と言えば「ひょっこりひょうたん島」です。
誰がつくったか、きらり商店街の端のほうにひっそりとそれはありました。
鈴鹿君も、かなこさんも知らなかったそうです。
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その後、すこし大槌を案内していただき、実物のひょっこりひょうたん島
も見てきました。昨年来たときも見たのですが、そのときは、港のほうから
見たのですが、今はコンクリートの桟橋もでき、すぐ近くまでいけます。
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意外と大きかったです。
皆さんと楽しい時間を過ごして、事務所を後にしました。
せっかくなので、三陸鉄道乗ってきました。残念ながら、あまちゃんの北リアス線は
時間の関係でいけなかったので、南リアス線にいってきました。
とてものんびりしていていい時間でした。
6時半くらいでしょうか、大槌に戻り、夜は鈴鹿君とご飯を食べに行きました。

晩御飯はこれまた大槌の名店、わらびっこ商店街にある焼肉「食堂園」に行きました。
仮設プレハブでの営業なのですが、とても雰囲気がよく、ものすごくおいしかったです。

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大槌刺し子プロジェクトは、大槌町の避難所で、「することがない」「仕事がない」
という女性たちに何かないかと考え、刺し子という手仕事にたどりつきました。
刺し子を現地の産業に育てるべく、吉野さん、内野さん、鈴鹿さん、また3名の
明るく楽しいバディさんががんばっておられます。
そして、実際に刺し子をされる、女性の皆さん。

私自身は何も出来ませんが、こうして大槌町でがんばっている皆さんが
いると、また行こうという気になります。
実際現地でいろいろな話を聞いたり、かさ上げ工事や仮設住宅の状況などを
みると、復興にはどれくらいの年月が必要なんだろうと思いますが、
それでもがんばっている皆さんがたくさん、たくさんいます。

おいしいものもたくさんあります。
人が集うことがこれからの復興に必要なことだと思います。
ぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。

がんばろう日本

感謝
 

 

 

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